安土桃山時代は日本史上最も多くの英雄・英傑を輩出した時代。その時代にスポットを当て、情報を集めました。
【安土桃山時代とは】
1573年15代将軍足利義昭が織田信長によって京都から追放されたことによる事実上の室町幕府の崩壊から、1600年関が原の戦いの勝利で徳川家康が政権を得るまでの期間。日本史における時代区分の一つである。
織田信長と豊臣秀吉が天下人であった時代であることから、織豊時代（しょくほうじだい）・織豊期ともいう。
織田信長の安土城、豊臣秀吉の桃山城（伏見城）に因んで、安土桃山時代と呼ばれている。
武田信玄・上杉謙信亡き後、戦国大名の中では織田信長の勢力が強大になっていった。1575年長篠の戦いで武田騎馬隊を打ち破った織田信長の足軽鉄砲隊は当時の兵法に革命を起こし、向かうところ敵なしとなった。
1576年織田信長は安土城を築城、その城下町に楽市・楽座を実施し関所も廃止、商業の自由化と発展を目指した。
しかし、織田信長の天下統一の野望は、1582年本能寺の変で明智光秀に討たれたことにより志半ばにして終わる。
そして、本能寺の変から11日後、天下分け目の天王山（山崎の戦い）で明智光秀を討ち破った羽柴秀吉が織田信長の後継者となる。
信長の政策を受け継いだ秀吉は、1582年から太閤検地で課税台帳の整備し一地一作人の原則を確立、1588年の刀狩りで農兵分離を進め身分を固定化していった。これにより、近代封建制度の基礎が固まることになる。
1586年大阪城を完成させた秀吉は、関白太政大臣となり、豊臣の姓を賜わる。
1590年豊臣秀吉は、小田原の北条氏を追討。陸奥の伊達政宗ら東北諸大名を従えて天下統一を実現する。
しかし、明の征服を目論んだ豊臣秀吉は、1592年からの朝鮮に出兵し失敗する。これを契機に家臣や諸大名が二派に分かれ対立が深まる。
1598年秀吉の死後、有力大名同士の権力闘争になり、1600年関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康が政権の座に着いた。
